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~ウメボシ珍道中~
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バサラ4

武田信玄と引き分けて春日山に帰ってきた上杉謙信。
「つるぎよ…隠れてないで出てきんさい」
「……!!!」☆*:・°★:*:・°←!!?
隠れていたつもりがアッサリ見破られてしまったかすが。
怖ず怖ずと出てきて謙信の後ろで跪(ひざまづ)き頭を下げる。
「謙信様…申し訳ございません」
今にも消えそうな声で詫びる姿に謙信は静かに目を閉じゆっくり話しはじめた。
「川中島での事…まだ気にしているのですか?」
「……はぃ…私が…謙信様の邪魔をしなければあの戦は勝っていた……」
謙信はかすがのほうに向きかすがの目線の高さまでしゃがんで話す。
「いいえ、つるぎ…それは違いますよ。貴方は私の言葉に忠実に動いてくれたまで…何も気にする事はありません」
「だからいけないんです!謙信様の挑発に反応して思わず抱きついてしまうなんて!あれじゃあ敵を誘い込む算段を私がぶち壊したようなものっ…」
「つるぎよ…落ち着きなさい」
「私は…私はもう謙信様のお側にお仕えする資格なんて…」

ふわっ…
錯乱状態のかすがを優しく抱擁する謙信。

「………!!!謙…信…さま…」
「冷静を欠いては真実を見失ってしまいますよ」
「……も、申し訳ありません///」
「つるぎよ。私は貴方をいらないと切り捨てた覚えはありませんが…もし貴方が私の側にいるのがツライのであればその時は…」
「ぉ…恐れながら!私はいつも謙信様のお側にいたいとそればかりを願って…」
それを聞いた謙信は静かに微笑み、かすがの頬を撫で見つめる。
「つるぎの気持ちはよく分かりました」
「…謙信…様?」
スッと立ち上がった謙信がかすがの前に手を差しだした。
「ふふ…おいでなさい」
その言葉に誘われるようにかすがが謙信の手を取る。
「あぁ…謙信様!!!」☆*:・°★:*:・°

謙信の止めどない優しさにかすがの心の葛藤はすっかり打ち破られ、夜の静けさとともに二人の愛はますます深まっていくのだった。

*****

なんだこれ。
尻切れトンボ…ってか一歩間違えたら18禁突入しかねない流れだよ;(怖ぇ~…)
ぃゃまあ…この二人はいつ突入してもおかしくないんですけど。
とりあえず、以前の「親方様お迎え戦」で撤退した謙信のその後(?)みたいになってます。

つーか、かすががドジ踏んで落ち込んでいるのを謙信が慰さめるっていう、いつも通りな展開なので…あまり代わり映えしなかったですね。

そんなわけで終わります。

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バサラ3

「佐助ぇえええええ!」
バァアアアアン!
勢い良く入ってきた其れはいつもと変わらない燃え(萌え)幸村だった。
「なに旦那?」
「大変でござる!ぅお親方様が失踪したでござるよ!」
「え?またどっか行っちゃったの?」
「ど、どうしたらいいでござるかっ…?!」
「まぁ落ち着きなって;たぶん謙信の所へ遊びに行ってるだけだろうから…」
「ぬぉおおおお!また謙信殿でござるか!!!」
何か地雷を踏んだらしい佐助。
「旦那…?」
「其は行くでござる!!」
「ぇ;行くって…まさか川中島にか?」
「ぅお親方様を迎えに行くでござるぅーっ!!」
ガタン!バタバタバタ…
「ちょ…旦那ぁああああああ!」

山中

「さ、佐助ぇええええ!」
「今度は何?」
山道を先に行っていた幸村が何かモジャモジャしたものを抱えて戻ってきた。
「ぅお親方様にそっくりなワンコを捕まえたでござる!!」
「…………」
あまりの無邪気さに一瞬めまいがした佐助。
「か、可愛いでござるよ…」
「はぁ…旦那の方がよっぽど……」
「なんでござるか?」
「…ぃゃ、何でもない。ってかその犬どうすんの?」
「…ぅ~ぉ親方様に似てるから捨てるなんてこと絶対出来ないでござる…」
「要するに飼いたいと…」
「…ダメでござるか?」
「……っ!!?」
必死に懇願する幸村の表情を背に佐助は何か複雑な想いと闘っていた。
「旦那…と、とりあえずオレには決定権がないから…親方様に聞いて決めるしか…」
「そ、そうでござるな!」
そう言って先を急ぐ幸村。
「危ない、危ない…もうちょっとで暴走するとこだったよ;」
佐助の心中は穏やかではない。

川中島

「ぅお親方様ぁああああああ!」
ゴスッ
「へブァアああああああぁぁぁぁ~…」
親方様の元に駆け寄った幸村はいつものように拳を喰らい空高く舞い上がってから戻ってきた。
ドサァ!
「幸村!城を空けて飛び出すとはどういうことだ!」
「ぅ…ぉ…お親方様…」
それは親方様にも言えることだと佐助は思ったが当然言えるワケもなく。
「親方様。旦那は親方様にそっくりの犬をどうしても飼いたいとここまで許しを頂きに参ったわけでして…」
「犬?」
「こ、このワンコでござる…」
「……っ!!?」
親方様もまたこの表情にダメージを受けたらしくゴホンと咳払いをしてから一喝した。
「よいか幸村!例えどんな事があろうともワシがいない間の城を空けて出てくることは許さん!今度からはその犬と一緒にしっかり城を守るのだぞ!!」
「ぅお親方様ぁあああ!この幸村ぅお親方様2号と共にしっかり城をお守りするでござる!」
「ぅむ!」

その光景を一部始終見ていた謙信はクルリと向きを変えて言い残した。
「お迎えが来ては仕方がありません。信玄…この勝負はまたの機会に」
「ぅうむ!!」

パッコラ、パッコラ…
白い馬にまたがり謙信が去った川中島から暫くして三人も退去した。

なにはともあれ幸村の衝動的な親方様お迎え戦は無事成功。
帰還したあとは佐助が必死に親方様2号のしつけをしている姿が目撃されているらしい。

*****

長っ!!!
予想はしてたけど、それをはるかに超える長さになりました。
それにしても幸ちゃんはよく暴走しますね。
今回は団子の替わりにワンコが出てきて大暴走。
萌え度がかなり高めの仕上がりとなってしまいました…。

そして佐助お疲れさまです。
いつも暴走する幸ちゃんを止めてもらっているので佐助にはほんと助かっています。
さすが「佐助」という名前だけあるよ。
今回は佐助の働きに感謝感謝。

では。

バサラ2

「我が名はサンデー毛利!!ザビー教は私が守る!」
叫ぶや否や突如出現したのはザビー教の信者になった毛利元就だった。
その姿に驚いた元就のかつての親友(?)長曽我部元親は憤慨し呆れていた。
「…変な団体に入ったってウワサを聞いて来たが。どうやら本当だったんだな…」
「我は気づいたのだ!世界は偉大なるザビー教の信仰によって開かれると!!」
「はっ!!バッカじゃねぇ…そんなふざけた神様に何が出来るってんだ!」
「神は偉大だ。貴様などに到底分かるものではない」
その言葉に失笑しながら元親は深いため息をついた。
「……そうかよ。だったらお前が捨てた厳島…もう守らなくてもいいってワケだな」
「…厳島?まだ残っていたのか!?」
「残っていたんじゃねぇ!…お前の兵が一生懸命守っていたんだ!」
「………」
怒鳴る元親の声に押されて一瞬怖じ気づいた元就。
「愛ハ偉大デ~ス!元親サンニモ~教エテアゲナサ~イ♪」
元就の後ろからまるで洗脳するかのように囁くザビー。
当然そのふざけた声は揺らいでいた元就の心を引き戻すのに十分な効果を発揮していた。
「そう…愛は偉大だ。日輪は愛によって生まれ、日々愛を注いでくれる」
「…ぉぃ元就」
「厳島などもうどうでもよい。我は愛に生き日輪に全てを捧げる!!!」
ペカーッ!(日光)

ガバァ!
「…!!?な、何をする!!!」
元親の突然の抱擁にクルクルと日光を浴びていた元就は酷く動揺した。
「いい加減目を覚ませ…お前のそれは愛なんかじゃねぇ…」
「……貴様に本当の愛など分からん…」
「分かってないのはお前だ!ただ愛という形に逃げて守られているだけじゃねーか!厳島のヤツらは今でもお前を信じて待っているんだぞ!こんなにも愛されているのにお前はまだ分からないのか?!」
「………我は」

「………」
「………」

グイッ
「…!!?」
「もう何も考えるんじゃねぇ!!お前の迷いはオレが断ち切ってやる!」
元親は強引に元就の手を取りザビー城を後にした。

フンフフンフフン~♪
「スッバラシイ愛ネ~!!サンデー毛利ハ~強イ愛ニ守ラレテマ~ス!!」

半ば強引に連れ出したおかげでザビー教お友達奪還戦は無事成功。
翌日には二人仲良く厳島に帰還した。

*****

若干…ぃゃかなり腐女子要素が含まれていた感じで…。
この二人は全く正反対の性格なんで個人的にかなり楽しませてもらってます。
親ちゃんは仲間意識が強いからなんかいつも必死で可愛いですよホント。

それではこの辺で。





バサラ1

「お団子ーっ!!!」
それは明らかに罠だと誰もが分かる光景。
それを幸村は知ってか知らずか…当然のようにその罠に飛び込んで行くのだ。
「……!!?旦那ぁ!それ罠ぁああああ!」
「え?」
振り返る幸村の背後で何かがキラリと光る。
「かかったな!」
「うわぁあああ」
「旦那っ…」
「我が名は毛利元就!日輪の申し子…」
サクッ!
驚いた幸村の槍が自己紹介をしていた元就の脇に刺さったらしい。
「…ぐふぅ」
元就が倒れ込む。
「わわ…悪かったでござる!決してわざとではないでござるよっ…;」
「まぁでも罠を仕掛けたコイツも悪いわけだし…自業自得じゃない?」
「…でもオレのために団子を用意してくれた優しい奴でござるよ?」
「旦那…自分の置かれてる状況が分かってないね…;」
「とにかく助けてあげるでござる!この人は悪くないでござる!」
「旦那………ここは敵地なんだけど…」
二人が会話するその下で元就は悶絶していた。
「くっ…我の罠を逆手に利用するとは……侮れないヤツら…ょ…」
パタリ…

……

……

毛利元就…自ら仕掛けたその知略に落ち、厳島お団子戦は幸村の圧勝に終わった。


*****

元就のグダグダ感が可愛い。
というか、さすがの元就も幸ちゃんの行動パターンは把握しきれてなかったみたいですね。でも仕方がないです…なんせ純粋な萌えっ子だから…(待て)

とにかく幸ちゃんが絡むとよく団子が出てきます。
団子=幸ちゃん=団子…みたいな。(挟まれてる…)

まぁ今回もお団子食べれて良かったね!…ってことで。
終わります。


しぃちゃん15

「正宗殿!約束のお団子はまだでござるか?!」
幸村の突然の取り立てに驚く正宗だったがその返答は早かった。
「…あぁ~昨日まではあったんだがな…今はない」
「無いとはどういうことでござる!!!」
詰め寄る幸村に正宗は堂々と応えた。
「全部食べちまった」
「!!?」

アッケラカンと返されたその一言に幸村の頭は真っ白になった。

「た………食べ……」
「悪い。桜とミルクとよもぎの三色団子は小十郎にまた作ってもらうから!な!」
「ぬぉおおおおおお!許さないでござる!覚悟するでござるよ!!」
完全にキレた幸村が焔の槍を構える。
「お!なんだやるってのか?!」
戦闘態勢の幸村に対抗するように正宗も刀を構える。
「団子へのこの想い…正宗殿には決して分からないでござる…」
「Ha…団子一つでここまで熱くなれるのはアンタだけだと思うぜ?」
「団子をバカにするなぁあああああああ!」
「正宗様!ようやく幸村殿の団子が出来っ…」

庭先で幸村と正宗がにらみ合う中、満面の笑みで割り込んできたのは正宗の腹心片倉小十郎だった。

「よう、おっせえじゃねえか!もう少しでオレ殺される所だったぜ?」
「申し訳ありません。でも正宗様のおかげで今度こそ天下一の団子が出来ました!」
「そうか!そりゃあ良かった!」
その話しを側で聞いていた幸村は混乱していた。
「正宗殿…どういうことでござるか?」
「……あぁ~…」
応えにくそうな正宗に変わって小十郎がすかさず応える。
「…正宗様は幸村殿に天下一の団子を差し上げたいと昨日から味見ばかりされて…」
「まぁ細かいことはいいじゃねえか!とにかくアンタの団子ができたんだ。ほら!持って帰りな!」
照れながら団子を幸村に投げ渡す。
「…っと」
受け取った幸村は正宗を見て目を輝かせた。
「この幸村っそのお心配りに痛く感激したでござる!今日は正宗殿と一緒に食べるでござるよ!」
「……ぇ;いやもう団子は…」
「遠慮することはないでござる!」
もの凄い勢いで追いかけてくる幸村と反射的に逃げる正宗。
「正宗殿~~~~~~!!」
「ひぃいいいいいっ!」

二人の楽しげな叫び声が奥州全土にこだまする中、小十郎は一人肩を震わせ泣いていた。
「正宗様にもあんな仲の良いお友達がいらっしゃったとは…この小十郎嬉しさの極みにございます(涙)」

そして幸村と正宗の紅蒼お団子の戦いは無事終結した。


*****

どうも。管理人の悠です。
思いつきで書いたらなんかよく分からない駄文になってしまいました;
まぁでも幸ちゃんお団子食べれて良かったね♪ということで…(ぇ;それだけ?
それだけです。

ほんと文章ヘタクソにも程があるよ…T△T






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☆プロフィール☆
HN:
梅星 悠(ウメボシ ハルカ)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1981/06/26
職業:
絵を描くこと
趣味:
空を見ること
自己紹介:
ウメボシは旅から3時間で連れ戻されただいま原稿中。
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