~ウメボシ珍道中~
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武田信玄と引き分けて春日山に帰ってきた上杉謙信。
「つるぎよ…隠れてないで出てきんさい」
「……!!!」☆*:・°★:*:・°←!!?
隠れていたつもりがアッサリ見破られてしまったかすが。
怖ず怖ずと出てきて謙信の後ろで跪(ひざまづ)き頭を下げる。
「謙信様…申し訳ございません」
今にも消えそうな声で詫びる姿に謙信は静かに目を閉じゆっくり話しはじめた。
「川中島での事…まだ気にしているのですか?」
「……はぃ…私が…謙信様の邪魔をしなければあの戦は勝っていた……」
謙信はかすがのほうに向きかすがの目線の高さまでしゃがんで話す。
「いいえ、つるぎ…それは違いますよ。貴方は私の言葉に忠実に動いてくれたまで…何も気にする事はありません」
「だからいけないんです!謙信様の挑発に反応して思わず抱きついてしまうなんて!あれじゃあ敵を誘い込む算段を私がぶち壊したようなものっ…」
「つるぎよ…落ち着きなさい」
「私は…私はもう謙信様のお側にお仕えする資格なんて…」
ふわっ…
錯乱状態のかすがを優しく抱擁する謙信。
「………!!!謙…信…さま…」
「冷静を欠いては真実を見失ってしまいますよ」
「……も、申し訳ありません///」
「つるぎよ。私は貴方をいらないと切り捨てた覚えはありませんが…もし貴方が私の側にいるのがツライのであればその時は…」
「ぉ…恐れながら!私はいつも謙信様のお側にいたいとそればかりを願って…」
それを聞いた謙信は静かに微笑み、かすがの頬を撫で見つめる。
「つるぎの気持ちはよく分かりました」
「…謙信…様?」
スッと立ち上がった謙信がかすがの前に手を差しだした。
「ふふ…おいでなさい」
その言葉に誘われるようにかすがが謙信の手を取る。
「あぁ…謙信様!!!」☆*:・°★:*:・°
謙信の止めどない優しさにかすがの心の葛藤はすっかり打ち破られ、夜の静けさとともに二人の愛はますます深まっていくのだった。
*****
なんだこれ。
尻切れトンボ…ってか一歩間違えたら18禁突入しかねない流れだよ;(怖ぇ~…)
ぃゃまあ…この二人はいつ突入してもおかしくないんですけど。
とりあえず、以前の「親方様お迎え戦」で撤退した謙信のその後(?)みたいになってます。
つーか、かすががドジ踏んで落ち込んでいるのを謙信が慰さめるっていう、いつも通りな展開なので…あまり代わり映えしなかったですね。
そんなわけで終わります。
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☆プロフィール☆
HN:
梅星 悠(ウメボシ ハルカ)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1981/06/26
職業:
絵を描くこと
趣味:
空を見ること
自己紹介:
ウメボシは旅から3時間で連れ戻されただいま原稿中。
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