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~ウメボシ珍道中~
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バサラ2

「我が名はサンデー毛利!!ザビー教は私が守る!」
叫ぶや否や突如出現したのはザビー教の信者になった毛利元就だった。
その姿に驚いた元就のかつての親友(?)長曽我部元親は憤慨し呆れていた。
「…変な団体に入ったってウワサを聞いて来たが。どうやら本当だったんだな…」
「我は気づいたのだ!世界は偉大なるザビー教の信仰によって開かれると!!」
「はっ!!バッカじゃねぇ…そんなふざけた神様に何が出来るってんだ!」
「神は偉大だ。貴様などに到底分かるものではない」
その言葉に失笑しながら元親は深いため息をついた。
「……そうかよ。だったらお前が捨てた厳島…もう守らなくてもいいってワケだな」
「…厳島?まだ残っていたのか!?」
「残っていたんじゃねぇ!…お前の兵が一生懸命守っていたんだ!」
「………」
怒鳴る元親の声に押されて一瞬怖じ気づいた元就。
「愛ハ偉大デ~ス!元親サンニモ~教エテアゲナサ~イ♪」
元就の後ろからまるで洗脳するかのように囁くザビー。
当然そのふざけた声は揺らいでいた元就の心を引き戻すのに十分な効果を発揮していた。
「そう…愛は偉大だ。日輪は愛によって生まれ、日々愛を注いでくれる」
「…ぉぃ元就」
「厳島などもうどうでもよい。我は愛に生き日輪に全てを捧げる!!!」
ペカーッ!(日光)

ガバァ!
「…!!?な、何をする!!!」
元親の突然の抱擁にクルクルと日光を浴びていた元就は酷く動揺した。
「いい加減目を覚ませ…お前のそれは愛なんかじゃねぇ…」
「……貴様に本当の愛など分からん…」
「分かってないのはお前だ!ただ愛という形に逃げて守られているだけじゃねーか!厳島のヤツらは今でもお前を信じて待っているんだぞ!こんなにも愛されているのにお前はまだ分からないのか?!」
「………我は」

「………」
「………」

グイッ
「…!!?」
「もう何も考えるんじゃねぇ!!お前の迷いはオレが断ち切ってやる!」
元親は強引に元就の手を取りザビー城を後にした。

フンフフンフフン~♪
「スッバラシイ愛ネ~!!サンデー毛利ハ~強イ愛ニ守ラレテマ~ス!!」

半ば強引に連れ出したおかげでザビー教お友達奪還戦は無事成功。
翌日には二人仲良く厳島に帰還した。

*****

若干…ぃゃかなり腐女子要素が含まれていた感じで…。
この二人は全く正反対の性格なんで個人的にかなり楽しませてもらってます。
親ちゃんは仲間意識が強いからなんかいつも必死で可愛いですよホント。

それではこの辺で。




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☆プロフィール☆
HN:
梅星 悠(ウメボシ ハルカ)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1981/06/26
職業:
絵を描くこと
趣味:
空を見ること
自己紹介:
ウメボシは旅から3時間で連れ戻されただいま原稿中。
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